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秋の登山 これに注意

   

秋は、山登りやハイキングに適した季節ですね。
・夏の暑さがなくなり、快適に歩くことができる。
・空気が澄んでいるので遠くの景色まで良く見渡すことができる。
・タイミングが合えば紅葉を楽しめる。
しかし、秋の山にはこの時期特有の、気を付けなくてなならない危険もあります。

①日没時間が早くなっている
 11月にもなると、5時には薄暗くなってきます。所要時間を良く考えて行動しないと、下山の前に暗くなってしまいます。特に、下山が谷沿いのルートだと、方角によっては平地よりも30分〜1時間は早く暗くなります。できるだけ早く出発する事、必ずヘッドランプを持参し、予備の電池も持つようにしましょう。

②気温の変化が激しい
 晴れていると、昼間は暑く感じることもありますが、朝晩は一気に気温が下がります。出発の時に暖かいからと薄着で入山すると、気温が下がった時に低体温症になる危険があります。登山口では無風でも、稜線に出ると寒い北西風が吹いていることも良くあります。防寒着は必ず持参しましょう。何かトラブルのあった時に、山中で一晩耐えられるだけの衣類を持ち歩く必要があります。

③道迷いしやすい
 落葉樹の多いルートでは、大量の落ち葉で道が分かり難くなることがあります。「何となく歩いていると、いつの間にか登山道を外れていた」なんて場合もあります(私も時々やらかします…)。足元ばかりでなく周囲の状況を確認しながら歩くようにしましょう。もし、道を間違えたことに気付いたら、面倒でも分かるところまで戻るようにしましょう。こんな時は、GPSと地形図を持っていると安心です。

④水場が枯れている
 登山マップやガイドブックには水場(飲み水を汲める所)が記してあります。しかし、これは一年中、水が出ているという訳ではありません。特に秋は残雪がなくなり、雨が少ないため、水場が枯れていることがよくあります。これを当てにしていると、水が足りなくなって悲惨な目に合うことがありますので、基本的に必要な水は持っていきましょう。

⑤足元が悪い
 特に下山の際に、落ち葉で足が滑りやすいので注意が必要です。また、晩秋にもなると山域によっては日陰に雪が残っていたり、氷が張っていたりする場合があります。これらが予想されるときは、軽アイゼンや滑り止めのチェーンなどを持参しましょう。

⑥急に冬山になることがある
 標高の高い山では、10月になると雪が降ることがあります。前日までポカポカ陽気でも、低気圧が抜けて寒気が入ると天候は冬と同じ状況になります。北アルプスなどでは数年に一度は、秋に気象遭難が発生しています。

怖そうなことを書きましたが、これらに注意をすれば秋は楽しく登山できる良いシーズンです。ぜひお出かけください。

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