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《山行記録》西山金井沢スキー

      2015/04/03

尾瀬の玄関口、戸倉集落の西側にある山がその名も『西山』である。標高1898m、登山道はなくとても地味な山である。鳩待峠から群馬側を眺めたとき、目の前にある山が西山である。スキーをする人には、ホワイトワールド尾瀬岩鞍というスキー場がある山といった方が分かりやすいだろう。とにかくマイナーな山であるが、私は以前からこの山域を気に入っており、ほぼ毎年のように山スキーで訪れている。何が良いかというと、雪質が良い事と人が少ない事である。今シーズンの12月には津奈木橋へ向かう林道から、西山北部を上がり往復している。今回は、まだ行った事のないルートということで、岩鞍スキー場アプローチで、戸倉方面へ金井沢を下る周回ルートに挑戦した。

金井沢は西山山頂から南東へ流れている沢である。(かつて、この沢には金山があったらしく、「金井沢+埋蔵金」で検索すると面白い記事を見つけることができます) 今回はこの沢を滑降する計画だが、古仲の集落まで抜けるとスキー場まで戻るのが大変なので、途中から右岸を登り返して岩鞍スキー場のミルキーウェイに出る周回ルートとした。

DSC04719岩鞍スキー場のゴンドラトップより、シール歩行を開始。奥の西山ゲレンデは半分しか営業しなくなってしまった。

DSC04721ゲレンデより右手の尾根に上がる。若いブナ林で、ブッシュは少なく歩きやすい。ウサギの足跡を追っていく。

DSC04724稜線1800mあたりで、コブ状になった見晴らし台がある。西山は快晴だが、上州武尊には雲が掛かっている。先日、滑降した剣ヶ峰が辛うじて見えていた。ここでシールを外す。とりあえず、金井沢へ一本滑り込んで登り返すことにする。

DSC04728滑ってきた斜面を見上げる。
最近の降雪で素晴らしいパウダースノーが溜まっていた。積雪構造は安定しており、今日は雪崩の心配は無用と思われる。

DSC047331600mあたりまで、約200m滑り込んでから稜線へ斜めに登り返す。快適なブナの疎林が広がっているが、斜度が強いので雪の状態によっては注意が必要。

DSC04736先の見晴らし台から、稜線を少し奥へと進む。今日は山頂に行く予定はないので、ここから金井沢へ滑り込むこととする。北西に伸びる小尾根に沿って下る予定である。沢を見下ろすと斜度が強いが、雪の状態は良いので問題ないだろう。

DSC04739尾根上はブナの疎林で快適。最高のパウダーである。尾根は左からくる沢の本流に吸収されるように終了する。

DSC047401500m付近より滑ってきた斜面を見上げる。軽くて良い雪でした。

いままで、沢の上部を滑り登り返したことは何度かあるが、ここから先は完全に未知のエリアとなる。このまま沢沿いに下ると、1400mの枝沢が合流するあたりで滝になっているかもしれない。そのため、沢の左岸を巻くことにする。

DSC04745高巻きの途中から沢の中を見ると、深く切れこみ地形が複雑そうである。入り込まないで正解であった。スキーは滑走状態のままで高巻いたが、少し登りがあるのでシールにした方が良かったかもしれない。

高巻いた後は、1400m地点より150メートルほど滑ることができた。ほどなく、里から延びてきた林道へ出たので、道沿いに下っていく。

DSC04746林道沿いに1120mまで下り、滑降は終了とする。ここでシールを付けて右岸の尾根へ約300mの登り返しだ。登り始めは急な尾根で、キックターンを繰り返しながら上がっていく。今日は、まだ大して登っていないので楽勝だ。やがて、唐松の広い斜面へ出る。この辺りはほとんど日が差さないので、雪の状態が良い。

DSC047481449m地点でスキー場へ出た。ミルキーウェイという迂回ルートである。平日なので閑散としていた。ここからゲレンデをかっ飛ばして、本日の山行のフィナーレとした。

山行日:2015年1月21日

山域:尾瀬南部・西山

ホワイトワールド尾瀬岩鞍…稜線1800m〜金井沢を滑降…1600mより登り返し…稜線〜金井沢の小尾根を滑降〜左岸を高巻き〜林道1120m…右岸尾根を登り返し…1449mスキー場ミルキーウェイ

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