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《山行記録》湯ノ沢源頭・セバトの頭 スキー登山

   

閉鎖された三国スキー場の奥には、あまり知られていない不遇の山々が連なっている。大黒山・上ノ倉山から白砂山へ続く稜線である。2000mの山々が連なっているが、登山道がないために訪れる人はわずかである。夏なら猛烈な藪漕ぎを強いられるだろうこのエリアも、積雪期にスキーを使えば自由に動き回れる。ネットで調べても、このエリアを滑った記録はわずかしか見かけない。未知のエリアなのでどこまで行けるかわからないが、降雪直後の静かなパウダーエリアを求めて入山した。

DSC04808苗場スキー場に車を置いて、冬季閉鎖された国道353をシールで歩く。今年はとにかく雪が多い。カーブミラーが足元にあった。当然ラッセルである。

DSC04811ほとんど雪に埋没した国道の標識。積雪は2mくらいか?

DSC04815ユニークな形のなちょうちん岩。この辺りは溶岩のようである。

DSC048161時間ほどの歩きで三国スキー場跡に到着する。リフトや建物は完全に撤去されていた。コースの切り開きだけがスキー場の名残である。旧ゲレンデ内をシール登行していった。

DSC04824振り返ると、谷川連峰の山が見えている。左が平標、その右奥が仙ノ倉。

DSC04838これから向かう、湯ノ沢の源頭部。今日の目標は、さらに奥のセバトの頭である。

DSC04839ゲレンデトップより少し奥に進んだ所から、湯ノ沢へ向かって滑り込んだ。日の当たる雪面はモナカ気味だが、少し北を向くとパウダーであった。

DSC04843沢底まで下ったら、シールを付けて湯ノ沢の源頭を目指す。そこには予想を超えて、広々とした雪原が広がっていた。

DSC04846ひたすら湯ノ沢を詰めあがっていく。

DSC04848登ってきた沢を振り返る。随分遠くまで来ました。

DSC04853稜線まであと一登り。

DSC04870稜線に上がるとセバト川の流域が視界に入る。この景色を目にする人は年に何人いるのだろうか?

DSC04860稜線上を西へ向かう。手前の樹林がセバトの頭である。奥に見えているのは上ノ倉山。

DSC04868やっと到着しました、セバトの頭1890m。こんなマイナーなピークでも標識が設置されていた。

DSC04863セバト川源頭部には滑降できそうな斜面が広がっていたが、日帰りでは厳しい。テントを持ってくれば、静かな山スキーを存分に楽しめるだろう。今回は往路を戻ることにする。

DSC04871野反湖方面の眺め。まだ誰も滑ったことのない斜面が沢山ありそうだ。ここで、不覚にも酷使した太ももがつり始めた。ザックより芍薬甘草湯と取り出して服用した。痙攣の特効薬の漢方薬である。

DSC048771766mピークの手前まで稜線を下り、そこから湯ノ沢源頭へ滑り込んだ。快晴の一日であったが、北向き斜面のためパウダーである。

DSC04880DSC04885粉雪を舞い上げて滑降する。この辺りを滑った記録は見かけたことがないが、良い斜面であった。

湯ノ沢の沢底に出たら、三国スキー場トップに向かって登り返しである。最後の登りであったが、かなり疲労が溜まってきておりキツく感じる。

DSC04887最後に、黄昏のゲレンデ跡を下っていった。国道は登りのトレース沿いに下り、あっという間に苗場スキー場の駐車場へと到着した。

山行日:2015年2月21日

山域:上越国境稜線

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