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《山行記録》仙ノ倉山・大根下シ沢スキー

   

谷川連峰の西の盟主といえば仙ノ倉岳である。この山域から北側には山スキーの好ルートが数多くあり、主に3月の残雪期にトレースされることが多い。仙ノ倉岳からのメジャールートといえばシッケイ沢であるが、今回はその派生ルートである大根下シ沢へ出かけた。

DSC04983ヤカイ沢下部の登り。朝から快晴、最高の天気である。

DSC04986ヤカイ沢左岸の尾根に上がったところ。苗場山から稲包山にかけての展望が良い。この先の稜線は雪付が悪く、笹が出ていることが多いが、今日は大丈夫のようだ。

DSC04996平標山の山頂へは行かず、笹穴沢源頭をトラバースした。

DSC05003仙ノ倉山へ稜線を歩く。この辺りはいつも雪が固い。左側は東ゼン源頭の急斜面である。この雪の固さだと滑降は厳しい物になりそうだ。

DSC05007仙ノ倉山の山頂は山スキーヤーで賑わっていた。

DSC05018山頂にいたグループは東ゼンへと滑り込んでいった。仙ノ倉谷まで抜けられるのだろうか?もしくは少し登り返して西ゼンに入るのかもしれない。

DSC05026我々も準備を済ませていざ滑降へ。まずは仙ノ倉山北東の斜面を見下ろす。ここはシッケイ沢に来た時も滑ったが、雪が固く波打っており、洗濯板のような状態で苦労した記憶がある。今日も雪は固そうなので慎重に下ることにする。

DSC05035雪面は固いがほぼフラットで、前回よりも数段ましである。ただし、滑落すると止まらなそうなので、慎重な滑降を余儀なくされた。奥には万太郎山の大斜面が見えている。

DSC05041少し高度を下げると雪が柔らかくなり、シッケイノ頭まで快適な滑降となった。

DSC05050シッケイノ頭より見た仙ノ倉山。手前の稜線には先行していたツボ足パーティーの姿が見える。歩くと大変だがスキーだとあっという間である。

DSC05042万太郎山をバックに。積雪期のこのエリアは標高2000m級とは思えぬ雪と岩のアルペンチックな景観である。

DSC05065大根下シ沢を見下ろす。真っ直ぐに600m落ちている沢で距離感が掴みにくいが、なかなか滑り応えがありそうだ。このエントリーポイントまでシッケイノ頭より少し下るが、急斜面で雪が固く、タイミングが悪いとけっこう苦労しそうである。

DSC05074沢の中は雪の状態が良く、快適に滑降できた。ところが、沢の下部に来ると左右の両岸より落ちたデブリに覆われていた。沢の中は滑れる状況ではないので、右岸を巻き気味に下って行った。南面のため雪はズブズブに腐っており、我慢の滑降となる。

DSC05082仙ノ倉谷出合より大根下シ沢を見上げる。快適だったのは上半分で、下半分はデブリで埋め尽くされていた。三月に入ってからも降雪が多くあり、それが落ちたのだろうと思われる。

DSC05090仙ノ倉谷は左岸を下って行った。スキーが滑るか心配であったが、順調に進んであっという間に群馬大ヒュッテまで行くことができた。ここから毛渡橋まで長い林道があるが、今年は除雪が全く入っておらず、歩かないでスキーで下る事ができたので助かった。

DSC05097上越線の鉄橋の下をくぐって本日の山行は終了。終日快晴で最高の登山日和であった。毛渡橋よりタクシーで湯沢駅へ移動し、そこから路線バスで登山口の火打峠へ戻った。

山行日:2015年3月21日

山域:谷川連峰

火打峠…ヤカイ沢…平標山…仙ノ倉山〜シッケイノ頭〜大根下シ沢を滑降〜仙ノ倉谷〜群馬大ヒュッテ〜毛渡橋

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