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山登りとダイエット
①登山の消費カロリー
Question1: 山登りでダイエットをするのは危険でしょうか?
Answer: はい、危険があります。Question2: では、山登りでダイエットはしない方がいいのでしょうか?
Answer: いいえ、正しい知識を持てば、安全で楽しくダイエットができます。

街中とは違い、山の中では様々な危険があります。何かの理由で身動きが取れなくなったら、遭難してしまうかもしれません。登山で一番大切なことは「安全に下山すること」です。ダイエットを目的にして【安全】を犠牲にするなんて、山では有ってはならないことです。しかし、、山登りをしながら安全にダイエットをすることは可能です。正しい知識を持って、楽しく山登りダイエットをしましょう。

登山で使うエネルギーはどれくらい?
楽しいけどシンドイのが山登り。「これだけ体力を使うのだから、ダイエットに効果がありそう」と考えるのは当然ですよね。事実、登山をすると脂肪を燃焼する効果があります。

《どれくらいのカロリーを消費するのか?》
ある論文によると、登山におけるおおよその消費カロリーは

体重(㎏)×行動時間(h)×5
(注)一般的な登山道を軽装で、標準コースタイムの速度で登り降りしてきた場合
行動時間には1時間につき10分の休憩を含む

で計算できるそうです。
例えば、体重50㎏の人が8時間の行動をしたとすると

50(㎏)×8(h)×5=2000kcal(キロカロリー)

という計算になります。荷物が多ければ、消費カロリーはさらに多くなるでしょう。これだけ大量のエネルギーを消費するのですから、脂肪の燃焼も当然期待できます。

《一方で摂取カロリーは…》
例えば行動開始前にサンドイッチ+リンゴジュース、行動中におにぎり2個食べたとしますと、摂取カロリーは

行動開始前:300(kcal)+100(kcal)=400kcal
行動中  :190(kcal)×2=380kcal
合計   :400+380=780kcal

(注)サンドイッチ:300kcal
リンゴジュース200ml:100kcal
コンビニのおにぎり1個:190kcal で計算

となります。途中でアメやチョコなどを少し食べたとしても、トータルで900〜1000kcal位でしょう。 差引でおよそ1000〜1100kcalのマイナスとなりますが、その分は体内に備蓄していたエネルギーを使うことになります。

《私の場合ですが…》
私はかなり重い荷物を持って、ハードなコースを登ることがありますが、行動中の食事はいつも「おにぎり2個+パン1個+甘い物少々」という程度です。消費カロリーは3000kcalを越えると思いますので、大幅なマイナスですね。ただし、特にダイエットを目的にしているわけではなく、持ち物の重量という制約で我慢しているだけですが。

《やめた方がいいこと》
「ダイエットの効果を上げたいので、山登りの食事は少なくしよう」と考える方もいるかもしれません。しかし、
『登山の初心者の方は絶対にやめた方がいいです』
その理由は次のページで解説していきます。

次の記事:山登りとダイエット ②登山には糖質が必要


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①登山の消費カロリー
②登山には糖質が必要
③登山ダイエットに潜む危険
④登山中の食事のとり方
⑤食料で注意すべき事

 

公開日: 最終更新日:2017/05/16