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高血圧と山登り
血圧が高いけれど登山をしても大丈夫?
一般的な定義としては、「収縮期血圧140mmHg以上」、または「拡張期血圧90mmHg以上」いずれかを満たす場合に高血圧といいます。しかし、ある種の合併症(糖尿病、脂質異常症、腎臓疾患など)がある場合は基準がもう少し厳しくなります。高血圧は年齢が上がるにつれて発症する率が高くなります。中高年登山者の増加に伴い、高血圧を持病とする登山者は増えていると思われます。
高血圧は動脈硬化の原因となり、放置すると脳出血や脳梗塞、心筋梗塞など怖い病気を引き起こしますので、しっかりと治療しましょう。【山へ登っても大丈夫?】
重篤な合併症がなく、血圧がきちんとコントロールできていれば問題ありません。もしも未治療であったり、治療が不十分なために血圧が高い場合は、きちんと治療を受けてから山へ入るようにしましょう。少なくとも 《収縮期血圧150mmHg以下/拡張期血圧95mmHg以下》 くらいにはしておきたいものです。

【注意すること】
薬は忘れずに持って行きましょう。早朝からの行動などで食事のタイミングが変わる場合もあるかと思いますが、多少の時間のズレは問題ありません。もしも、朝の薬を飲み忘れた場合、一日一回の薬であれば昼食時までに服用すれば大丈夫でしょう。通常、血圧の薬は食後でなくても服用は可能です。

【アドバイス】
有酸素運動をすることで高血圧の改善効果があります。登山も有酸素運動ですので良い効果が期待できますが、運動はある程度の頻度(少なくとも週に2~3回以上)が必要と言われていますので、普段から少し早歩きの散歩やジョギングなどを行うと良いでしょう。運動時間は20分以上取ると効果があります。

普段から家庭で血圧を測るようにしましょう。病院で測る血圧と自宅で測る 血圧が違うことは良くありますが、最近は家庭での血圧が重視されています(病院では白衣高血圧といって、普段よりも血圧が高く出ることが良くあります)。使用するのは簡単な自動血圧計で十分です。

【血圧については、こちらもどうぞ】  ⇒血圧測定のススメ ⇒高血圧と言われたら
高血圧DIYガイド(高血圧専門の外部サイトです)


 

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