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健診結果の見かた②
血糖・尿糖・HbA1c コレステロール・中性脂肪
まずは健診を受けましょう
仕事をしている方は職場の健診を受けていると思います。仕事をしていない方は自治体が行っている住民健診か人間ドックを受けましょう。検査項目としては、血液検査、尿検査、心電図、血圧などが一般的ですが、胸部のレントゲンがあるとなお良いでしょう。特に山登りに関連して特に気をつけておくべき項目を中心に解説しておきます。これから山登りを始める方、または山登りを愛好する50歳以上の方は健診を受けて自分の体の状態をチェックしておきましょう。
血糖値、HbA1c、尿糖
空腹時の血糖が100を越えている場合は糖尿病の可能性を考えなくてはいけませんが、空腹時血糖が120~130を越えていたら少なくとも境界型の糖尿病があることがほとんどです。尿糖がプラスの場合は必ずしも糖尿病とは限りませんが、その可能性が高いです。この様な場合は内科を受診して詳しい糖尿病の検査を受けましょう。特に家族に糖尿病患者がいる方は、家系的に糖尿病になりやすいことがあるので要注意です。糖負荷試験というものを行うと、軽症の糖尿病でも検出可能ですのでお勧めです。
 健診によってはHbA1cという項目を調べている場合があります。これはおよそ1ヶ月間の血糖値を反映する検査で、この値が6.0を越えていれば軽度の糖尿病の可能性があり、6.5以上なら糖尿病でまず間違いありません。
 →糖尿病と山登り

コレステロール、中性脂肪
 最近の健診では総コレステロール(TC)だけでなくHDLコレステロールとLDLコレステロールを測定することが多くなりました。HDLコレステロールは俗に言う善玉コレステロール、LDLは悪玉コレステロールです。LDLコレステロール値が140を越えると治療が必要と言われていますが、できれば120以下にしておきたいところです。最近は、男性と女性で目標とする数値が異なるようになりました。ホルモンの影響で、女性は男性よりもLDLコレステロールが高くても影響が少ないとされています。
 中性脂肪(TG)は150以下が目標とされていますが、前日に大食いした場合などは高く出ることがあります。毎回、200以上ある方は医師に相談したほうが良いでしょう。
 LDLコレステロールが高い、HDLコレステロールが低い、中性脂肪が高い場合を総称して脂質異常症と呼ぶことがあります。これらに異常を指摘されたら一度は内科を受診して相談しましょう。
 →脂質異常症と山登り
 

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